テーマで振り返る万国博

世界の万博トピックス

2025年の開催が待ち遠しい、大阪関西万博

大阪関西万博のテーマは、

いのち輝く未来社会のデザイン

2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)/大阪府(おおさかふ)ホームページ [Osaka Prefectural Government]

です。


いのち輝く未来社会のデザイン」というテーマは、人間一人一人が、自らの望む生き方を考え、それぞれの可能性を最大限に発揮できるようにするとともに、こうした生き方を支える持続可能な社会を、国際社会が共創していくことを推し進めるものです。
言い換えれば、大阪・関西万博は、格差や対立の拡大といった新たな社会課題や、AIバイオテクノロジー等の科学技術の発展、その結果としての長寿命化といった変化に直面する中で、参加者一人一人に対し、自らにとって「幸福な生き方とは何か」を正面から問う、初めての万博です。
近年、人々の価値観生き方がますます多様化するとともに、技術革新によって誰もがこれまで想像しえなかった量の情報にアクセスし、やりとりを行うことが可能となっています。このような進展を踏まえ、大阪・関西万博では、健康・医療をはじめ、カーボンニュートラルデジタル化といった取組を体現していくとともに、世界の叡智とベストプラクティスを大阪・関西地域に集約し、多様な価値観を踏まえた上での諸課題の解決策を提示していきます。

多様性やAIなど普段からよく耳にする項目が含まれた意味合いの、今の時代に沿ったテーマだということがよく分かります。

過去の万博もどのようなテーマがあったのでしょうか?

その当時に沿ったテーマや意味合いがあったに違いありません。

今回は主な過去の万博とそのテーマについて、ちょっとした情報も交えながら、振り返っていきたいと思います。

テーマで振り返る万国博

1893年 シカゴ万博

開催国:アメリカ

テーマ 『進歩の一世紀

シカゴ万博からはじめて“テーマ”が登場しました。

シカゴ万博の公式ポスター。シカゴ市政施行100周年も記念されています。

1935年 ブリュッセル万博

開催国:ベルギー

テーマ 『民族を通じての平和

第一次世界大戦後初の万博です。

1937年 パリ万博

開催国:フランス

テーマ 『近代生活における芸術と技術

ピカソのゲルニカが出展。

パブロ・ピカソ『ゲルニカ

1937年4月6日ナチス・ドイツの空軍がスペイン・バスク地方を爆撃し多くの市民が犠牲となる事件が起こる。その事件を題材にわずか一ヶ月で描き上げた作品。戦争の恐ろしさ、反戦へのメッセージが込められています。

1939年 ニューヨーク万博

開催国:アメリカ

テーマ 『明日の世界と建設

ナイロン、プラスチック、テレビなどが話題になりました。

東京ディズニーリゾートでも人気のアトラクション、『イッツ・ア・スモールワールド』もニューヨーク万博で初公開されました。約12ヶ月の会期中1000万人ものゲストを迎えた大人気アトラクションだったそう。

1958年 ブリュッセル万博

開催国:ベルギー

テーマ 『科学技術とヒューマニズム

第二次世界大戦後初の万博です。

1962年 シアトル万博

開催国:アメリカ

テーマ 『宇宙時代の人類

人類初の有人宇宙飛行に成功した旧ソ連のヴォストーク1号。これに対抗して、宇宙をテーマにした万博が開催されました。

1967年 モントリオール万博

開催国:カナダ

テーマ 『人間とその世界

カナダ連邦100周年を記念して企画されました。

1970年 大阪万博

開催国:日本

テーマ 『人類の進歩と調和

日本初の万博。会期中6422万人が来場。モノレール、動く歩道、テレビ電話、携帯電話、缶コーヒー、ファミリーレストランなど、21世紀の現代社会で普及している製品やサービスが初めて登場しました。

岡本太郎『太陽の塔

大阪万博のテーマ館の一部として建造され、万博終了後も引き続き万博記念公園で見ることが出来ます。

1992年 セビリア万博

開催国:スペイン

テーマ 『発見の時代

セビリアの地に所縁ある冒険家の偉人、クリストファー・コロンブスが1492年にアメリカ大陸を発見してから500年に当たることを記念したテーマです。

2000年 ハノーファー万博

開催国:ドイツ

テーマ 『人間・自然・技術

世界中が地球温暖化等の環境問題に向き合い始めた中で定められたてテーマです。

2005年 愛知万博

開催国:日本

テーマ 『自然の叡智

人と地球がいかに共存していくか、を課題に環境万博を目指したテーマです。

2008年 サラゴサ万博

開催国:スペイン

テーマ 『水と持続可能な開発

2010年 上海万博

開催国:中国

テーマ 『より良い都市、より良い生活

敷地面積も万博市場最大、参加国は万博市場最多の246か国でした。北朝鮮が初参加、中華民国(台湾)も40年ぶりに出展したことで知られています。

2012年 麗水万博

開催国:韓国

テーマ 『生きている海と息づく海岸

2015年 ミラノ万博

開催国:イタリア

テーマ 『地球に食料を、生命にエネルギーを

飢餓、食料安全保障、生物多様性を軸に掲げたテーマです。

2017年 アスタナ万博

開催国:カザフスタン

テーマ 『未来のエネルギー

2020年 ドバイ万博

開催国:アラブ首長国連邦

テーマ 『心を繋ぎ未来を創る

中東・アフリカでは初の万博です。

2025年 大阪万博

開催国:日本

テーマ 『いのち輝く未来社会のデザイン


環境問題や技術開発などその時代に人類が注目していた視点に合わせたテーマが多いことが分かりましたね!大阪関西万博でも持続可能な未来に向けての最新技術をたくさん目の当たりにできることを期待しましょう。

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